Toggle

辛旨トーク

飲食店での経験は他の事業でも通用するか?

日本マクドナルドのCEOがマクドナルドの赤字解消策として130店舗の閉鎖と大幅な人員整理を昨日発表していました。 アメリカ企業のよくやるリストラ作戦です。 僕はこれではマックはもっと駄目になると思いました。マクドナルドの衛生管理神話が崩れ去った今、消費者は価格の安さや宣伝の巧妙さでは再び店に足を向けてくれません。このエリートCEOはシビアな日本の消費者を本質的に甘く見ているのでしょう。 宣伝や価格攻勢ではなく、先ず失墜した消費者の信用を回復する事に全てをかけなければならないのに、いつのまにかウヤムヤに。これではリストラしても負の連鎖から抜け出る事は出来ません。彼女は貸しビル業や金融商品のデイーリーング等消費者の目線と直接触れるマネージメント職には不向きな人なのでしょう。 翻ってクワンチャイ等の飲食店で成功を収めている人はエリートでなくても頭が切れなくてもお客様の視点で常に店を運営する努力家なんでしょう。自分が頭が良くて優秀だと錯覚しているマネージャーやマクドナルドCEOはサービス業、特に日本の飲食業には不向きだといわざるを得ません。大学生や専門学校生でクワンチャイでバイトしている多くのスタッフはお金の為だけではなく、お客様と接する事が好きな多くいます。飲食店という厳しいけれどやりがいのある職場でお客様と接する事は社会人になってからも、自分本位ではなくお客様目線で仕事をする大切さを身に着けてくれるでしょう。 特に繁盛店や成長軌道にある飲食店では地道な裏方作業や見えないところでの気の遠くなる様な仕込みが必要な事も判るでしょう。銀行に行こうと不動産業に進もうと、商社やメーカーに就職しようと、表面的な華やかさと違い、地道な努力をする人が成功する事を学ぶことが出来るでしょう。

その他の辛旨トーク

URL
TBURL

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

Return Top