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辛旨トーク

コロナ後を考える 14 これからの日本のタイ料理

コロナ第6波発生の亡霊に怯えながら、我々が経営するタイ料理店 クワンチャイ にもお客様が少しずつ戻ってこられています。有難いことです。特に地球温暖化の更なる進展で今後も様々な疫病がまん延すると想像される中で 免疫力向上immunityに資する様々なハーブを多用する日本のタイ料理店数は現在の2050店舗から毎年10%の割合で増加すると予測されています。クワンチャイは今後は培ったノウハウを生かしてフランチャイズ化を積極的に推し進めていく決意です。さて調理を担うコックさんは今まではタイ人が中心でしたが今後は徐々に日本人コックのウエイトを増やして行く予定です。上手なコックと平凡なコックとの調理技術の差は大きく分けて2つあります。一つは香りの源泉であるハーブの使い方の差です。タイ料理は香りを重視するので豊かな香りを醸し出す調理手順を踏んでいるか、そしてハーブの良さをどれくらい生かし切っているかがポイントです。そして二つ目はカービングを含めた食材の下準備の深み旨味の引き出し方の差です。各種ソースやスープストックの下ごしらえを十分出来ているか・・・修行を積んできているかによって、料理の味わいは大きく異なります。準備不足のコックさんは結果として化学調味料に依存しがちです。この場合の味は深みが無くなります。どちらにしても美味しくて免疫力向上immunityに繋がるタイ料理の未来は明るいです。

 

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